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POPUP | VARY

2025 . 07 . 14

東京の照明専門工場bowksによるオリジナルプロダクト「VARY(ヴェアリ)」

照明は”灯りのデザイン”として適した素材と形状と共に、
空間への調和やバランスも大切な要素。
VARYは、一見個性的なようで、
様々な空間の環境に合わせてコーディネートできるフレキシブルさと、
ニュートラルな表情を併せ持つ不思議な照明です。

bowksは照明職人である寺島洋平氏によって
2021年に立ち上げられました。

特注照明の制作や海外の照明やアンティーク照明の修理、
デザイナーやアーティストとの協業など、
様々な照明に長年携わってきた寺島氏。

デザインと製品設計、製作工程のマネジメントは同列であるべき、という理念の基、
インテリアとしてのデザイン性と、照明としての耐久性、安全性を高い次元で両立する製品生産を使命とされています。

VARYはそんなbowksにとって最初であり、
現状唯一の定番プロダクトとして位置付けられています。
それは、この「VARY」が照明プロダクトの一つの解答として、
デザインを消費するのではなく普遍的なものを追求する意識の表れだからこそです。

美しいラインの三角と半円の2種類の形状の組み合わせ。
個性があるようで空間に馴染みの良い絶妙な4色のカラー。
とてもシンプルで一見少ない構成要素のように感じられる組み合わせですが、
64種類もの豊富なバリエーションになり、
セミオーダーのようにカスタムができるプロダクトです。

二つのカップのようなデザインは、
決して見た目だけの表面的な形状ではありません。
上部のカップにはコードの長さ調整のための収納としての機能と、
照明器具自体の傾き調整をする器具が内蔵されています。

また、様々な天井の形にも対応できるよう、
VARYには3種類のフランジカップも用意されています。

一見装飾的なフォルムですが、無駄なく全てに意味のある形状は
様々な照明に触れて、作ってきた照明職人ならではの視点。
その高い機能性や安心感、造詣の深さと、
ファッション的な感覚でカスタムできるカジュアルさ、
そしてデザインとしてのフォルム美しさが
相まっているのがVARYというプロダクトの魅力です。

インテリアを考えた時に、
家具だけでは空間や暮らしは成立しません。
照明やファブリック、アートなども大切な存在です。
ですが、日本という国ではまだまだ照明の文化や
デザイン性は高いとは言えないかもしれません。

インテリアとして暮らしを楽しむことを
照明の観点で考えると、「暗さを楽しむ」ことも
大切な要素になります。

VARYは1灯で部屋全体を明るくしてくれるような
明るい照明では決してありません。
ですが、必要なところに最適な形で灯りをもたらせてくれる
美しい国産照明のプロダクトです。

モダンなようで、クラシック。
シンプルなようで、個性的。
見る人や、シチュエーションによって変化するVARYは、
変幻自在で様々なインテリアや人にフィットする柔軟性と、
圧倒的に放つ”芯”のようなものを感じる個性。
そして無駄のないデザインと機能性。

それは日本の照明文化やデザインに対しての問いかけと、
一つの答えを訴えらかけれるようにすら感じる照明です。

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